海南省、「一帯一路」の建設の勢いを借りて中国の観光特区を作り出す

Jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-04-28 13:55:29 | 編集: 张一
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   【新華社海口4月28日】中国南端の沿海都市、三亜では、総投資額およそ180億元の三亜鳳凰島国際郵輪(クルーズ客船)港の二期工事が現在勢い盛んに建設されつつある。鳳凰島に新たに建設された4つの客船ターミナルのうち、最大なものは22万5000トン級のバースで、2016年末に完成する見込みで、その際には三亜鳳凰島国際クルーズ客船港はアジア最大のクルーズ客船母港の一つとなる見通しだ。

   今年の3月に中国が発表した『シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロードの共同建設推進のビジョンと行動』では、「海南省における国際観光島開発・開放度の拡大、海口、三亜といった沿海都市の港湾建設の強化を提起している。

   海南省は中国初の海洋大省で、「海上のシルクロード」を守る要衝だ。「一带一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」建設という重要なチャンスをつかむため、中国共産党海南省委員会は、中国観光特区の打ち出しを「一带一路」建設に参与する重要な突破として、世界一流の選り抜きの観光目的地を構築し、国際観光島のアップグレード版を打ち出すことを提起した。

   2014年、海南省では第三次産業が51.9%を占め、観光業を筆頭とする現代型サービス業はすでに海南省の主導産業となっており、海南国際観光島の5年にわたる建設は、すでに中国観光特区の打ち出しのために堅固な基礎を打ち立てている。

   中国観光特区の打ち出しをめぐって、海南省は現在「世の人々に人気のあるレジャー天国、住まい天国、ショッピング天国、美食天国、医療天国、養生天国、エンターテインメント天国、特色ある文化天国」を作り出し、海南省を海上シルクロードにはめ込んである一粒の明珠にさせるよう取り組んでいるところだ。

   記者が海南省民用航空工作弁公室から得た情報によると、4月下旬から、海南省では年内に欧州とアジアに向けた国際航路11本を続々と開通させ、国際観光客が海南島に出入りするための交通のアクセシビリティを大幅に向上させる予定だという。

   今年の3月、海南離島免税品が再び17種類を増やし、免税商品の種類は38種類まで拡大し、免税ショッピングは海南旅行の独特の特色を備えた全く新しいシンボルマークとなっている。この外、海南省は現在香港、台湾、フィリピンなどと協力し、アジアのクルーズ客船における協力のプラットフォームを積極的に構築しているところだ。海南省長補佐で、省観光委員の陸志遠主任は2015年後半には、航路1本で複数の停泊スポットを巡る「南中国海周航」の国際クルーズ船の循環航路が開設され、ベトナム、フィリピン、台湾、香港、海南省といった南中国海の周辺諸国と地域に停泊スポットが設けられ、その際にはロイヤルカリビアンクルーズなどの世界的に有名なクルーズ船企業が循環航路の設定や運営に参与することが見込まれると表明している。

(新華網日本語)

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キーワード    三亜 一带一路 観光
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