故宮の石像獅子、ユニークなポーズがネットユーザーに人気

Jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-04-24 10:55:14 | 編集: 王珊寧
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  2015年4月20日、故宮博物院は今年、公開から90年目を迎える。18種類の新しい展示品が既存の展示品と共に「宝物の饗宴」の仲間入りを果たし、后妃エリアが初公開されるといったオフィシャル情報以外に、一部の未開放エリアの秘蔵品も注目を集めている。未開放エリアに隠されている「かわいらしい獅子像」はこのところ、ネットユーザーの間で人気が高まっている。北京日報が伝えた。

  すでに公開されている故宮武英殿の東側の一帯に未開放エリアがあり、その中に「断虹橋」という橋がある。断虹橋は公開されていないが、10年前から公開されている宮殿より名が知られている。というのも、橋柱の上にはさまざまな表情やポーズをした獅子像があるからだ。

  橋の東側、南端から数えて4頭目の獅子は、最もユニークなポーズをしている。右の前脚を後頭部にあて、もう片方の前脚で後腿を覆い、口を少し開いている。年月の経過とともに風化が進み、表情は少しボンヤリしてきたが、なんとも言えないその「やるせない」雰囲気が萌え感を醸し出している。

  故宮の中に、なぜこのような表情豊かな面白い「獅子」がいるのだろうか?獅子、すなわちライオンが「舶来品」であることは周知の事実だ。「前漢書」に記録されているが、張騫(ちょう・けん)が西域を開拓した後、ライオンは「貢物」として長安に運ばれた。だが、このように極めて数の少ない貢物を見ることができたのは、皇帝以外には、ごく僅かな位の高い貴族や大臣だけだった。社会の下層部にいた職人たちは、「あてにならない噂話」に主観的な想像を加え、猫や虎などの動物の特徴も加味して「獅子」のイメージを膨らませたため、「写実的」な創作を行うことは難しかった。

  もう一つの理由として、漢民族が明朝政権を打ち立てた後、自分たちの正当な地位や中央集権統治を強化する目的で、伝統的な儒家思想の全面的な発揚・発展を目論んだ。芸術の分野では、明らかに創造性の弱体化が始まった。獅子の表情やポーズは、だんだんとステレオタイプ化の方向に傾き、どこででも見られるような、威厳ある冷酷な感じの表情に落ち着き、相好を崩して笑う獅子が作られることはなくなった。お決まりの「座った姿勢」は、主人に対する忠誠心を著し、封建統治における上下尊卑の観念を示す象徴となった。

  現存している獅子像は、明清時代のものが多く、人々が良く目にするのは、このタイプだ。たまに、表情やポーズがユニークな獅子に出会うと、思わず「可愛い!」と感激してしまう。

  実は、北京には、これらと良く似た「萌え獅子」が少なくない。たとえば、白塔寺文化財保管院には、一対の「怠惰な獅子」がある。専門家によると、これは元代の代表的な作品という。「怠惰」と言われるのは、獅子が頭をまっすぐ挙げて石座に座っているのではなく、やや背中を曲げていることによるもので、学術上では「●腰獅子」(●=土へんに日のしたに羽)と呼ばれている。

  (人民網日本語版)

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キーワード    展示品,宝物の饗宴,獅子像
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