特別取材:バンドン精神は依然として重要な意義をもつ——カンボジアのホー・ナムホン副首相兼外務国際協力相を取材

Jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-04-23 08:51:25 | 編集: 谢艳
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   ホー・ナムホン副首相は、次のようにみなしている。政治方面では、アジア・アフリカ地域は紛争の平和的な解決、平和維持のためのネットワーク、軍縮、テロリズムや組織的な多国籍犯罪への攻撃を通して、より安全な世界を手を携えて構築することができる。また、国連やその主な機構を通じて、より広範な改革を行い、公平・公正な世界秩序やグローバルな民主的ガバナンスを構築することができる。経済方面では、市場を拡大し、地域の相互接続を改善するために、二つの地域が南南協力を通して、相手国のやり方や成功の経験を互いに学び合うことができる。これ以外にも、国家数の優勢により、アジア・アフリカのパートナーシップは、規則的で、非差別的、且つ開放、包容に基づいた多国間貿易システムの構築に役立つ見通しだ。

   ホー・ナムホン副首相はまた、次のようにみなしている。中国が提唱した「一带一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」、アジアインフラ投資銀行(AIIB)などは、バンドン精神の継承や発揚に対して、その功績は代えがたい。その理由としてまず、それらが持続可能なプロジェクトのために、資源を移動することができるだけでなく、発展途上国間の協力と発展のために、ウィンウィンの条件を創り出すこともできること。次に、これらの措置が主権の尊重や他国の内政に干渉しないということの重要性を再確認させたこと。新しい金融体制では融資を提供し、不合理な付加条件がなく、また発展途上国に他国の価値観に屈従するよう求めることもない。第三としては、これらの措置はルールに基づいた多国間主義を通して各国が平等であるという観念の向上に役立つこと。しかし、既存の国際秩序では、発展途上国は充分な発言権や代表数が与えられていないのだ。

   中国の習近平国家主席とカンボジアのフン・セン首相は、共に今回のアジア・アフリカ首脳会議とバンドン会議60周年の記念活動に参加する。これについて、ホー・ナムホン副首相は、カンボジアと中国の関係は故・シアヌーク前国王や周恩来総理といった一世代上の指導者が手一つで築き上げ、発展させたものだ。そして2010年には全面的戦略パートナーシップに引き上げられており、「これが両国の各分野における長期的、安定的且つ親密な関係のために、強固な基礎を打ち立てた」とみなしている。

(新華網日本語)  

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キーワード    バンドン精神 国家間関係
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