中国国務院新聞弁公室が15日に発表した「チベット発展道路の歴史的な選択」という白書によりますと、ほとんどのチベットの住民が千年あまり続いた貧困から脱出し、ゆとりのある生活レベルに達しました。国家統計局と中国郵政グループ、中国中央テレビ局(CCTV)が共同で行った「CCTV経済生活大調査」では、チベット自治区の区都・ラサ市が5年連続で中国国内の幸せ指数が最も高い都市に選ばれました。
2013年の国内総生産(GDP)のチベット自治区内分である区内総生産は807億6700万元にのぼり、農牧民の一人当たりの純収入は6578元になりました。また、人口も大幅に増え、2013年には312万400人となり、平均寿命も68.2歳に延び、1950年代初めと比べると人口は3倍、平均寿命は2倍になりました。
チベットは、全国で率先して幼稚園から高校卒業までの15年間、無償で教育が受けられる制度を実施しています。さらに、無料医療制度を基礎とする農牧民医療制度がすべての農牧民をカバーしており、これらの制度が幸せ指数の高評価につながったとみられます。
(中国国際放送局)
推薦記事:
チベット自治区の地区級市が四つに ニンチの格上げを国務院が承認