(新华国际时评)美国的“门罗主义”真会终结吗
2013年11月18日,美国国务卿克里在美洲国家组织会议上宣布“门罗主义已经终结”。克里表示,美国不再致力于干预其他美洲国家国内事务,而是在平等伙伴关系和共同责任的基础上建立与美洲国家之间的关系。人们似乎开始相信,拉美国家经济实力和自主意识的增强正迫使美国放松对拉美的干涉与控制。
然而,在阿根廷政治评论家胡安·加布里埃尔看来,“门罗主义”远未终结,美国“从未离开”。相反,美国人正以“更聪明的方式”巩固在拉美的影响力,只是不会像从前那样简单粗暴地通过军事干预、策划政变抑或软硬兼施对拉美国家进行拉拢与分化,因为他们需要“正视自身实力的减弱和世界格局的变化”。
从2001年美国发动反恐战争起,战略重点转移和长期忽略导致美国在拉美影响力不断下降。2008年美国爆发金融危机,经济实力减弱,对外经济投入受到影响,导致其对拉美的经济影响力大打折扣。
与此同时,拉美国家得益于大宗商品价格优势,经济实力不断增强,金融危机也加速了拉美同亚洲国家的经济联系,面向亚太市场、加强新兴市场国家合作已成为拉美经济和外交多元化的重要方向。
世界格局的调整,特别是过去十几年拉美地区的新变化,也在迫使美国对拉美政策采取更加务实的调整。美国必须面对的另一个现实,是拉美地区大国的兴起和地区一体化进程的加快。实力不断增强的巴西正成长为新的地区领导者,与此同时拉美国家间正加强政治团结,地区一体化进程加速,其中2011年排除美国和加拿大的拉美和加勒比共同体的成立成为拉美国家走出美国主导西半球体系的重要标志。
当前国际背景下,美国宣布“门罗主义”的终结是明智的。但今后美国能否如克里所言,把拉美看成“平等伙伴”,“不再发表声明如何以及何时干预拉美国家事务”,还要听其言观其行。
去年12月底,古美打破半个世纪坚冰启动关系正常化进程,奥巴马提供的政策诠释中专门有一条是“历史证明对古制裁是无效的政策”。然而2个月后,正当人们对美古关系乃至美拉关系改善充满期待的时候,奥巴马又宣布把这种“被历史证明无效的制裁政策”施用于“对美国安全构成威胁”的委内瑞拉。
说一套,做一套,一切以自身利益为要。正是美国对拉美政策的这种两面性,导致了长期以来拉美国家对美国缺乏信任。第七届美洲峰会召开在即,在古美关系破冰所预示的美拉关系回暖与委美关系因美方制裁骤趋紧张的矛盾背景下,参会的拉美国家不能不对奥巴马政府改善美拉关系的诚意和动机产生怀疑。
|
【新華国際時評】米国の「モンロー主義」は本当に終結できるのか
2013年11月18日、米国のケリー国務長官は、米州機構(OEA)の会議で「モンロー主義は終結した」と宣言した。(1823年にモンロー大統領が出した宣言に由来する米国の外交原理の一つ。アメリカ大陸への不干渉を求めた。孤立主義全般を指す語としても用いられる。)ケリー国務長官はまた、次のように述べた。米国は北米大陸の他国の国内事務に干渉することなく、平等のパートナーシップと共同責任を基盤として、北米大陸諸国との関係を築くために尽力する。南米諸国の経済力と自発的な意識が強まったことで、米国は南米諸国に対する干渉とコントロールを緩めざるを得なくなったと人々は、信じ始めたようだ。
一方で、アルゼンチンの政治評論家、ジョアン·ガブリエル氏からみれば、「モンロー主義」はまだ終結しておらず、米国は「一度も決別したことがない」。対照的に、米国人は「より聡明な方法」で南米諸国への影響力を強固にしている。以前のように単純かつ粗暴に軍事力で干渉するのではなく、政変を企てること、あるいはアメとムチを使い分けることによって、南米諸国を服従させたり、丸め込ませたり、分裂させたりするに過ぎない。なぜなら、米国は「自国の実力が低下し、世界の構造が変化したことを直視する」必要があるからだ。
2001年に米国がテロと闘う戦争を始めて以降、戦略の重点の移行と長期的な放任によって、米国の南米諸国での影響力は低下し続けている。2008年に米国で金融危機が蔓延し、経済力が失速し、対外への資金投入が減少したことによって、米国の南米諸国に対する経済的影響力は大幅に減退した。
これと同時に、南米諸国はバルク品の価格の優位性から益を得て、経済力が絶えず増強し、金融危機によって南米諸国とアジア諸国の経済的な結びつきが加速した。アジア太平洋市場に向け、新興市場諸国との協力を強化することが南米諸国の経済と外交の多元化における重要な方向になっている。
世界の構図の調整、特に過去十数年間における南米諸国地域の新しい変化によって、米国は南米諸国政策により実務的な調整を行うように迫られた。米国が必ず直面するもう一つの現実は、南米諸国地域の大国の台頭と地域一体化の急速な進展だ。実力が向上しているブラジルは、新しい地域リーダーになり、同時に、南米諸国は政治的団結を強め、地域一体化のプロセスを加速してきた。このうち、2011年の米国とカナダを除いた南米諸国とカリブ共同体の発足は、南米諸国が米国主導の西半球システムから離脱した重要で象徴的な出来事となった。
現在の国際的背景のもとで、米国が「モンロー主義」の終結を宣言したことは賢明と言える。しかし、今後にかけて米国がケリー国務長官が述べたように、南米諸国を「平等のパートナー」と位置付け、「どのようにして、又はいつ南米諸国の事務に干渉するという声明を発表しない」かどうかは尚、観察する必要がある。
昨年12月末に、キューバと米国は半世紀にわたる国交断絶を克服し、国交正常化のプロセスに乗り出した。オバマ大統領が提供した政策に対する解釈に「キューバへの制裁が効力のない政策だったことを歴史が立証している。」と記載されてある。しかし、その2カ月後、米国とキューバの関係、さらには南米諸国との関係改善へと期待感が高まりつつあるときに、オバマ大統領が「歴史によって効力がないと立証された制裁政策」を「米国の安全保障に脅威となる」ベネズエラに実施すると宣言した。
発言も、行動もすべて自国の利益が最優先だ。まさに米国の南米諸国に対する政策のこういった二面性が長期的に南米諸国の米国への不信任を招いている。第7回米州サミットの開催を前に、キューバと米国の国交正常化への動きが示唆する米国と南米諸国との関係回復と米国の制裁によるベネズエラと米国の緊張化といった矛盾のある状況下で、会議に出席する南米諸国は、オバマ政権の南米諸国と関係改善に向けた米国側の誠意と動機に疑念を持たずにはいられないだろう。
(翻訳 新華網日本語)
|