特別取材:アジアインフラ投資銀行の友達グループは「理性ある勝利」——ボアオ・アジア・フォーラムの龍永図元秘書長を取材

Jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-04-13 09:50:53 | 編集: 王珊寧
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   イギリスなどの先進国が最終的にAIIBへの加盟を決定したことに対し、龍永図氏はこれは現実的な利益の考慮によるものと考えている。「イギリスは世界経済の重心がすでにアジアへ移ってきており、欧州諸国がグローバル化の流れに追いつくには、必ずアジアの発展に参与してゆかねばならないと考えています。またAIIBはアジア発展の過程における非常に重要な一つの措置だといえます。ですから彼らは支持する立場に転じたのであって、これは彼らが経済のグローバル化の発展に基づいた大きな動向と自身の国益から出した決定でもあります。」と龍永図氏は語っている。

   米国のAIIBに対する運営の透明化や制度建設への懸念に対し、龍永図氏は、この種の懸念は余計だ。もし多国間の金融機関が不透明なら、効率高い運用はできず、この機関の勝算は大幅に低減するだろうとの見方を示している。しかし、龍永図氏も、AIIBは設立当初に利益の釣り合いや政策の意思疎通などの問題に遭遇したが、多くの加盟国、例えばイギリス、ドイツ、スイスなどはいずれも、世界的な金融体係の中で大変経験に富んでいるので、AIIBの運営プロセスの中で助言することが可能だと指摘する。

   龍永図氏は「AIIBは一つの政治の産物ではなく、政治的利益や目的によって生じたのでもなく、アジア諸国の経済的利益や商業的利益を考慮して生まれたものです。今多くの人々はAIIBを過度に政治化され中国化されたものとみなしていますが、これらはいずれもAIIBに対する曲解です。」と語っている。

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キーワード    AIIB,国際社会
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