【新華社北京4月7日】ベトナム共産党中央の阮富仲（グエン・フー・チョン）総書記が中国を公式訪問する。これは中越両国の関係における重大な出来事だ。
中越は隣接し、境を接し繋がっている。歴史の流れの中で、両国人民間の友好交流は無数の美談を残してきた。国交を樹立してから65年にわたり、両国関係には曲折があったものの、全体的には絶えず前進・発展し続けてきた。一つの重要な啓示とは、双方が大局に着眼し、長期的に立脚し、相互尊重して、友好的な話し合いをしさえすれば、中越関係は絶えず強固・発展させることが可能だということだ。
中越両国の政治制度は同じで、理想や信念が相通じ、発展の道が近く、前途や命運は関係し合っている。社会主義を擁護発展させることは両国人民の共通の利益に一致しており、二国間の友好協力における政治基盤でもある。
新中国成立以来、中国の指導者は周辺国との良好な善隣関係の構築を一貫して重視し、そのためにかなりの心血を注いできた。この数年、中国は情勢の発展に基づいて、「親・誠・恵・容（親しくすること、誠実に付き合うこと、互恵を目指すこと、寛容な姿勢を貫くこと）」の周辺外交理念を提起している。最近、中国はまた協商、共同建設、共同享有を原則とした「一带一路（シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード）」についての重大な提案も提起し、『シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロードの共同建設 推進のビジョンと行動』を発表した。中国の周辺外交の大きな構造の中で、中越関係は重要な位置を占めている。
現在、世界の多極化や経済のグローバル化が深く発展し、国際構成と国際秩序の調整と変遷が加速されている。中越はいずれもを改革と革新の深化という偉大な事業を行っている。大勢に適応し、協力を深め、手を携えて発展し、両国と両国人民の根本的利益に合致し、当地域の平和、安定、繁栄に有利だろう。
中越の友好協力の伝統は両国の古い世代の指導者たちが自ら築き上げ、丹精込めて育ち上げてきたので、その成果の獲得は容易ではなく、ひときわ大切にする価値がある。
中越が戦略の高さと長期的観点から出発し、大局に重きを置き、友好協力の全体の方向を一貫して堅持し、互恵協力、共同発展を一貫して堅持し、食い違いや矛盾への適切な処理を一貫して堅持し、また政治的な高さから始終積極的に解決策を求めれば、中越の友好はきっと世々代々受け継がれ、いっそう光彩を放つだろう。
中越の間もなく行われるハイレベル会談は、今後の一時期における両国関係の発展の方向や青写真を計画し、両国の全面的戦略パートナーシップを強固にし、発展させることに対し重要な意義を持つ。両国の最高指導者が達成した重要なコンセンサスを真剣に実行し、本筋を捉え、主流を把握し、大局に着眼すれば、中越の全面的戦略パートナーシップは、豊かさや発展を絶えず獲得してゆくだろう。中越関係が新しく素晴らしい春を迎えられるよう期待する。
（新華網日本語）
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