アメリカ商務省は現地時間の31日、中国から輸出しているPET樹脂製品に対して反ダンピング・反補助金調査を開始することを発表しました。
調査の対象となるPET樹脂製品は主にペットボトル、食品の容器、家庭用化学製品、化粧品、自動車と医薬製造業のパッケージ材料に使われています。アメリカ商務省のデータによりますと、2014年アメリカが中国から輸入した関連製品の総額は9210万ドルに達したことが分かりました。
アメリカ国際貿易委員会(ITC)は4月25日前後、仮裁定を下す予定です。もし中国からの関連製品の輸入によって、アメリカの関連産業が実質的な損害を受けたという結果が出た場合、アメリカ商務省は反ダンピング 反補助金調査を続けることになります。
一方で、中国商務省は「アメリカ政府は貿易保護主義に反対する約束を守り、自由で、開放的で、公正な国際貿易環境をともに維持し、より理性的なやり方で貿易摩擦を適切に解決することを期待する」と数回にわたって述べています。
(中国国際放送局)
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