中国国家発展改革委員会、外交部と商務部は28日「一帯一路」の構想と活動を説明する文書「シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロードの共同開発促進の構想と行動」を発布し、その開発における五つの協力ポイントを明らかにしました。
第一に、政策の交流面で政府間の協力を強め、多次元にわたる政府間の幅広い政策の交流メカニズムを設けること。
第二に、施設の統合面で、インフラ開発の計画を強化し、技術基準を統一させ、主幹となる国際路線の開発を共同で行い、アジアの各地域に通じ、アジア、ヨーロッパとアフリカを結ぶインフラのネットワークを確立すること。
第三に、貿易の順調な展開の面で、投資貿易の利便化について重点的に討議し、貿易と投資の障壁を除き、沿線にある国と地域と共に自由貿易区の設置に積極的に関わること。
第四に、資金の交流面で沿線各国との二国間通貨スワップや、決算の範囲と規模を拡大するとともに、アジア債券市場の開放と開発を進め、アジアインフラ投資銀行(AIIB)とBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)の新開発銀行の設置を推し進め、上海協力機構の融資機構の設置について交渉を行うこと。
第五に、人的交流の面で、留学生の相互派遣の規模を拡大し、学校運営において協力し、沿線の国々に対して毎年1万人に政府奨学金を提供する。観光業における協力を強め、その規模を拡大すること。
(中国国際放送局)