評論:南京大虐殺の否定は日本右翼の「歴史の聖戦」の企てを暴露

Jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-03-04 16:21:32 | 編集: 陳辰
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  【新華社北京3月4日】国際社会が反ファシズム戦争勝利70周年を盛大に記念しようとする際、日本国内の右翼勢力は、70年前に野蛮にも他国を侵略し、無数の人民を殺害した「大東亜聖戦」のくつがえしのために、嘘と欺きによる一度の「歴史の聖戦」の発動を企てている。

   日本国内で安倍首相の御用メディアと称されている『産経新聞』は、昨年7月から『歴史戦』という総見出しの9組の特集記事を続けて掲載し、南京大虐殺、慰安婦問題などの第二次世界大戦中に日本軍が犯した極悪非道な犯罪行為をはばかりなく否定した。その中で南京大虐殺を否定した文章だけで2組10余篇にのぼる。

   南京大虐殺の事実や虐殺された人数に関しては、戦後極東国際軍事裁判と中国の法廷では早くから定説があり、また相互に実証している。

   はっきりとした確かな証拠は、日本軍の作り出した凄惨な悲劇を世の人々の前に示しているが、日本の右翼勢力は依然として何度もきっぱりと否認しており、彼らの戦後の国際秩序に挑戦し、軍国主義の亡霊を復活させようとする魂胆は、誰の目にも明らかだ。

   今年は世界反ファシズム戦争勝利と国連創設70周年にあたる。先月26日、第69回国連総会では決議を採択し、次のように強調している。第二次世界大戦という「歴史的事件が国連創設のために条件を作り出した。国連創設の目的は今後戦争の発生を防止し、後世が再び戦禍に遭うのを避けることだ」。

   日本の右翼は、第二次世界大戦後の国際秩序は戦勝国が敗戦国に無理やり押しつけた「かせと鎖」で、「東京裁判は勝者の敗者への報復」だとみなし続けている。日本右翼による歴史の否定、侵略の美化、憲法の架空、交戦権の緩めといった歴史逆行は、国際正義と人類の良識に深刻に挑戦している。第一次世界大戦から第二次世界大戦までのミラーリングにおいて、世の人々は戦争を誘発する政治的根源、思想的根源を排除してはじめて、戦争の悲劇の再演を回避でき、公正で合理的な国際秩序が平和・正義を擁護する制度的保障であることを知るべきだ。

   第二次世界大戦勝利の成果と『カイロ宣言』、『ポツダム宣言』、『国連憲章』を基盤に構築された戦後の国際秩序は、無数の生命と鮮血を代償として手にしたのだ。いかなる者が意図的にこれに挑戦し、破壊することも決して容認できない。

   日本の右翼勢力は事実から目をそむけ、白黒を転倒させ、筆を銃とし、世論を道具として利用し、人類の反ファシズム勝利の成果、戦後の国際秩序配置及び何千何万人という虐殺被害者に向けて「歴史の聖戦」を発動している。しかし、正義はそれを許さず、必ず失敗に終わるだろう。 

  (新華網日本語)

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キーワード    日本,右翼,南京大虐殺,第二次世界大戦
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