中国外務省の華春瑩報道官は2日北京で、定例記者会見を開きました。
アメリカと韓国が2日、合同軍事演習を始めることに対抗して、朝鮮は半島の東部海域に向けて短距離ミサイルを発射しました。朝鮮外務省は「米韓の合同軍事演習は挑発行為であり、これに対して朝鮮は強く対応する」という声明を発表しました。
これについて、華春瑩報道官は「関連する報道及び関係各方面の動きに注目している。中国は依然として、朝鮮半島と北東アジア地域の平和維持が関係各方面の共同利益に合致し、各方面の共同の責任でもあると考えている。関係各方面が、朝鮮半島情勢の緩和を促し、当地域の平和と安定を守ることにより力を尽くすよう期待する」と表明しました。
ロシアの政治家であり、野党指導者のネムツォフ氏が射殺されたことについて、華春瑩報道官は「これはロシアの内部事情だ。ロシア政府は国家の安定を維持する力があると信じている。中国は中露関係が引き続き高いレベルで発展していくことに確信を持っていると信じている」と表明しました。
また、スリランカに対する貸し出し利率がやや高く、同国政府の負担を大きくしたことについて、華春瑩報道官は「スリランカの求めに応じ、互恵共栄の原則を踏まえた上で、同国に貸し出しを提供した。貸し出しは同国と同国国民に向けたもので、その社会経済の発展に積極的な役割を果たした。スリランカは中国が長年来同国の経済社会の発展に提供した大きな支持に感謝している」と述べた上で、「スリランカのサマラウィーラ外相が2月の27日と28日、中国の王毅外相の招きに応じ中国を公式訪問した。またマイトリパラ・シリセナ大統領はこの3月に訪中する意向を表明している」と紹介しました。
(中国国際放送局)
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