春節(旧正月)の連休期間中、「結婚を迫る親たちの戦い」が連休を機に再びスタートした。「80後」(1980年代生まれの世代)たちが結婚を迫られて親や友人たちと激戦を繰り広げている間に、そろそろ晩婚期にさしかかる「90後」(1990年代生まれの世代)たちも「結婚を迫る勢力」と春節の熱い戦いを繰り広げるようになってきた。
「まるで神様のように戦いを進める」母親達 元旦に見合い設定
「お見合いをなんと元旦にセッティングされた。ものすごく酔っぱらったわ」と話すのは、留学を終えて帰国し、春節間際に上海市で弁護士の仕事を見つけたばかりの斉祁さんだ。斉さんが就職するやいなや、母親は再び見合いを勧めるようになった。斉さんは、「これまでの数回の見合いを振り返ると、母の繰り出した絶妙な奥の手は、兵法に通じるものがある」といい、次のような例を紹介した。
「先斬後奏」(先に処罰を行い、後から報告する)
娘の意見を聞かずに自分で相手を探し、男性側の状況がはっきりしなくても、娘には期待できる見合いだと話す。
「趁火打劫」(火事場泥棒)
娘が一番忙しい時に自分が気に入った相手を娘に押しつけ、考える暇を与えずに無理矢理事を運ぼうとする。
「仮痴不癲」(愚か者を装って警戒心を抱かせない)
斉さんが見合いに反抗するような素振りをみせると、母親は泣きついてくる。
「反客為主」(乗っ取り)
母親は見合いの過程で大小さまざまな事を取り仕切り、娘が相手に会えば、その様子を詳しく報告させたりする。