フランスのオランド大統領は19日、フランス南部のイストル空軍基地で演説を行い、当面の国際情勢を背景にフランスが核抑止力を持ち続けることの重要性を重ねて強調しました。
オランド大統領はその中で、「当面の国際情勢を前に、フランスは警戒を緩めて自国の防衛力を弱めてはならない。核抑止力を持ち続けるべき時代は未だに終わっていない」との考えを示した上で、「フランスの核抑止力は完全に防衛的なものだ。フランスは、核を保有しない国と核拡散防止条約(NPT)を順守している国に対し核兵器を使わないことを約束する」と述べました。
オランド大統領は、核拡散防止と核兵器廃棄に関する交渉の早期開催を国際社会に呼びかけ、さらに「フランスは今後、核兵器の新たな開発と拡充をしない」と話しました。
現在、フランスが保有している300個近くの核弾頭は、主に海軍と空軍に配備されています。
(中国国際放送局)
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