アメリカのオバマ大統領は19日、「西側諸国はイスラム教と戦っているのではない。あらゆる人々にこの"卑怯な嘘"を批判してほしい」と改めて強調しました。
ホワイトハウスで開かれていた「暴力的過激主義対策(CVE) サミット」は19日に最終日を迎え、オバマ大統領は米国務省で演説を行い、「"アルカイダ"や"イスラム国"などの過激派組織はイスラム教を利用して、テロ行為の罪を逃れようと企てている。世界各国はこれらテロ組織の"歪んだイデオロギー"と戦わなければならない」と訴えました。
さらに、「世界各国は断固としてテロ組織と戦い続け、テロリズムを誘発する経済的不満や政治的不満をなくし、社会の多元化を確保しながら、異なる信仰や背景を持つ人々を心から受け入れて尊重していくべきだ」と指摘しました。
オバマ大統領は18日にも、「暴力的過激主義との戦いはイスラム教への宣戦布告ではなく、いかなる宗教もテロリズムに責任を負う必要はない」と話していました。
(中国国際放送局)