国家行政学院の許耀桐教授は、中国の最高指導者による春節前の考察は、執政者が民と一緒に苦楽を共にするという体現だけでなく、更には民情を体験・観察し、民意に耳を傾ける一度の契機だと述べている。
許耀桐教授は、習近平総書記による春節前の考察地点の選択や関心を寄せる分野は、習近平総書記の執政理念を映し出しているとの見解を示した。
昨年2月、習近平主席はロシア・ソチで第22回オリンピック冬季競技大会の開幕式に出席した期間中、ロシアのテレビ局の取材に応じた際、「私の執政理念は、要約して言えばつまり、人民に奉仕し、担うべき責任を担うということです。」と語っていた。
習近平主席は今年の初め、現在全面的な小康社会の実現まで五、六年しかないが、時は我々を待つことはない。貧困扶助の開発には緊迫感を強め、真剣に取り組まねばならない。スローガンを叫ぶだけではだめで、貧困地域や貧困者たちを決して立ち後れさせてはいけないと指摘していた。
許耀桐教授は、基層から一歩一歩成長してきた習近平主席は、民衆のための執政という構想と取り組みにおいて、実務を重んじ、着実さを求め、実行を重視しているとの見解を示している。
再度の変革と発展の重要な時期にある中国が、華麗なる転身をいかに実現し、「中所得の落とし穴」をいかに乗り越えるかは、習近平総書記によるこれまで各回の「春節の考察」からその一端を窺うことができる。
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