【新華社北京2月10日】シエラレオネ共和国に駐在する中国の移動式実験室検査チームは現地時間7日夜、シエラレオネ側から検査用に提供された4件の血液検体のうち、3件からマラリアを検出した。中国側がアフリカで移動式実験室を利用してマラリアを検出したのは今回が初めてとなる。
シエラレオネ衛生部は、2月7日から、同国にある中国の移動式実験室でマラリア免疫学検査とエボラ熱ウイルス検査を同時に展開し、上級部門への正式な報告範囲に入れることを求める通知を行った。
検査チームの房彤宇責任者は次のように説明した。2月以降、シエラレオネでは1日の検体採取量を200件前後に維持し、陽性が確認されたエボラ熱症例は、1週間連続して1日に20件を超えなくなった。これは、同国のエボラ熱感染状況が安定し始め、「感染の収束」段階に入ったことを反映している。
中国の移動式実験検査チームは昨年9月にシエラレオネに到着した後、エボラ熱ウイルス検体4,272件の検査を行った。このうち陽性は1,416件に上り、検査の精度は終始、100%を維持している。
(新華網日本語)
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