【新華社スイス・ダボス1月22日】中国国務院の李克強総理は現地時間の21日午後、ダボスでスイス連邦政府のソマルーガ大統領と会談した。
李克強総理はまず習近平主席のソマルーガ大統領への親切な挨拶を伝え、次のように表明した。双方の共同の努力のもと、中国とスイスの関係は絶えず新たな進展を獲得してきた。これは両国が相互尊重、誠実な待遇、平等な協力、互恵・ウィンウィンを一貫して堅持しているの蔭で、中国・スイス関係の政治基盤で且つ際立った特徴でもある。今年はちょうど両国の国交樹立65周年にあたり、中国側はスイス側とこれを契機に、政治的相互信頼を更に強固とし、実務協力を深め、中国・スイス関係をより高いレベルへ引き上げ、両国の人民に一層の幸福をもたらせるよう願っている。
李克強総理は次のように指摘した。双方は上層部の往来を強化し、対話を緊密にし、共通認識を拡大して、理解と相互信頼を増進させねばならない。自由貿易の成果を全面的に放出し、両国の自由貿易協定を着実に実行し、二国間の貿易構造をより最適化させ、双方向投資を奨励且つ拡大し、ハイエンド製造業、省エネ・環境保全、現代農業などの分野における協力を深めて、双方に切実に恩恵を施し、また中欧協力に対し積極的なデモンストレーション効果を生じさせる。金融協力を強化する。人文交流を拡大し、文化、科学技術、教育、観光や人員トレーニングなどの交流・協力を強化し、両国は『外交旅券・人員のビザ相互免除協定』の初歩的達成を基礎として、双方の人員往来のために更に多くの便利な条件を作り出すよう努めるべきだ。より実務的且つ効果的な法執行協力を展開し、追逃追贓(逃亡犯やその不法に得た金を追跡する業務)や、国際犯罪への打撃などの分野における協力を深めてゆく。国際事務の中での意思疎通や調和を引き続き強化する。
ソマルーガ大統領は次のように表示した。スイスと中国は互いに理解し合い、互いに信頼し合っており、友誼は深い。2015年は中国・スイス関係にとって重要な意義を持つ年で、スイス側は中国側と両国の国交樹立65周年のチャンスを把握し、互恵協力を一層拡大し、人民の友情を深められるよう望んでいる。
会談後、両国の指導者は二国間の金融、食品・薬品、科学研究、人員の往来といった分野における協力文書のと調印に共同で立ち会った。
(新華網日本語)
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