【新華社北京1月19日】中国外交部は16日に李克強総理が世界経済フォーラム2015年度年次総会への出席ならびにスイスへの実務訪問についての中外メディアブリーフィングを開催し、外交部の李保東副部長が関連状況を紹介し、また国内外の記者の質問に答えた。
李保東副部長は李克強総理の世界経済フォーラム2015年度年次総会出席について紹介する際、次のように述べた。李克強総理のフォーラム年次総会出席には以下の3つの特徴がある。一つは今回の訪問が中国の主な指導者による2015年の初の訪問であること。新年早々、李克強総理が総理の身分で世界経済フォーラム年次総会に初めて出席することは、注目を浴びており、その意義が重大だ。二つは、今回が中国の指導者にとっては5年ぶりのフォーラム年次総会の出席であること。今回の李克強総理のフォーラム年次総会出席は、中国側のフォーラムへの重視を示しており、李克強総理のフォーラム参加もフォーラム年次総会における「中国の重み」を増やしてゆくだろう。三つは、今回のフォーラム年次総会は空前の盛況であることが見込まれること、フォーラム側の発表した情報によると、現時点で、50人近くの国家元首や政府首脳が出席を確定し、140カ国以上の政界、経済界、学術界、メディアの代表2500人以上が出席し、フォーラムの参加人数が過去最高を更新する可能性があるという。
李保東副部長は次のように述べた。李克強総理のフォーラム年次総会の出席には主に三回の重要な活動が予定されている。21日午後に二回あり、それぞれフォーラム年次総会での特別講演の発表と問答、フォーラムでの国際商工理事会代表との対話交流だ。20日にフォーラムのシュワブ会長と会見の予定。李克強総理はフォーラム年次総会で三つの方面の重要な情報を伝える見通し。一つ目は国際情勢、世界の経済情勢および問題解決の方法に対する見方。二つ目は中国の経済情勢を紹介し、各当事者による中国経済および新興経済体の発展の前途に対する自信を増やし、国際社会の中国の開放・改革の全面的深化に対する認識、理解や支持を増進すること。三つ目は中国側による改革開放の全面的深化の政策について詳しく説明すること。
李保東副部長は李克強総理のスイスへの実務訪問について紹介した際、スイスは中国の欧州における重要な協力パートナーだ。中国はスイスのアジアにおける最大の貿易パートナーで、スイスはすでに中国の欧州で5番目の貿易パートナーとなっていると述べた。
李保東副部長は次のように述べた。ここ数年、中国・スイス関係の発展は良好で、双方の上層部の往来が頻繁であり、各分野での協力が絶えず深まっている。2015年はちょうど中国・スイスの国交樹立65周年にあたり、両国関係は新たな発展のチャンスに直面している。今回の訪問は中国・スイスの国交樹立65周年を祝うイベントの序幕を開き、中国・スイス関係の安定的な発展を一層推進してゆくだろう。
李保東副部長は次のように述べた。今回は李克強総理の総理就任後の二番目のスイス訪問にあたり、中国側の中国・スイス関係の発展に対する重視を浮き彫りにした。李克強総理はスイス連邦政府のソマルーガ大統領などのスイス側指導者とダボスで二国間会談を行う予定で、その際双方は中国・スイス関係、両国の各分野における実務協力及び関連の国際と地域の問題について踏み込んだ意見交換を行う見通しだ。
李保東副部長は、李克強総理の今回のスイス訪問の趣旨は、中国とスイスの伝統的な友誼を強固にし、両国の実務協力を一層推進することにある。訪問中、双方は多くの分野で重要なコンセンサスに達し、いくつかの新たな協力の成果を発表できる望みが持てると述べている。
(新華網日本語)
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