朝鮮の最高指導者・金正恩(キム・ジョンウン)氏は1日、テレビで新年挨拶を発表し、南北が対話と交流及び接触を積極的に展開し、断たれた民族の絆と血脈を繋ぎ、関係の大転換と大変革を実現するよう訴えました。
金正恩氏は挨拶の中で、「韓国がすべての戦争の策動行為を止め、緊迫している朝鮮半島の状況を緩和させ、平和的環境づくりに努力すべきだ」と述べました。そのうえで、「韓国当局が対話を通して両国関係を改善する意欲があれば、中断しているハイレベルでの接触が再開され、部門間の会談も可能となるだろう。状況と環境が適切に整えば、ハイレベルでの接触を行わない理由はなくなる。朝鮮は今後も、実質的な対話と交流を促すため、尽力していく」との考えを示しました。
また、金氏は「70年来、朝鮮民族を分裂させている首謀者はアメリカだ」と話し、アメリカが誤った敵対政策を放棄し、朝鮮に対する政策を大胆に転換するよう呼びかけました。
さらに、「朝鮮は国家の尊厳と利益を第1に置き、あらゆる角度で自発的に対外関係を拡大している。朝鮮労働党と政府は平和を愛する人々との繋がりを強め、朝鮮の主権を尊重する友好的な国々との協力関係を拡大していきたい」と表明しました。
(中国国際放送局)
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