【新華社北京3月9日】チベット自治区のパドマ・チョリン主席は7日北京で「チベット仏教には1000年余りの歴史があり、ダライ・ラマやパンチェン・ラマの転生制度にも数百年の歴史がある。誰かが廃止すると言っても、廃止できるものではない。ダライ・ラマの発言があったとしても、転生制度を変えることはできない」と語った。
第11期全国人民代表大会(国会に相当)第4回会議のチベット代表団の討議で、パドマ・チョリン主席は次のように述べた。活仏の転生については歴史的な制度と宗教儀式がある。我々はチベット仏教の宗教儀式と歴史的制度を尊重しなければならない。チベット仏教を踏みにじり、勝手なことをやろうとしても、目的を達成することはできない。
チベット自治区人民代表大会(地方議会)常務委員会のチャンパ・プンツォク主席は「ダライ・ラマが死亡したとしても、チベットの大局にいなかる影響も与えることはできない。我々はチベットの長期的な安定を保つことができる。現在のチベットは基本的に安定している。人々は安定を望んでおり、違法行為に反対している」と述べた。
(新華網日本語)