【新華社3月8日】陳徳銘商務相は7日北京で「中国政府の対外援助は、無償資金援助、無利息借款、優遇借款の3種類に分かれている。これらの借款は、一銭たりとも中国企業に流れていない。海外に進出している中国企業への融資は、中国と海外の金融機関が商業原則に基づいて提供している」と説明した。
第11期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)第4回会議が開いた記者会見の席で、陳商務相は中国の政策銀行が海外の中国企業に低利の融資を提供しているのではないかとの質問に答え次のように説明した。中国政府が中国企業の海外投資に低利の融資を提供している事実はない。中国政府が直接融資を行うことはない。中国企業への融資は中国の銀行が決めている。中国の銀行の大部分は株式制銀行あるいは上場銀行への制度改革を終えている。これらの銀行は取締役会の監督のもとに定められた利率を導入している。取締役会には国外企業の代表も含まれている。これらの銀行の融資行為は公開されており、透明なものだ。
さらに次のように説明した。中国政府が提供している借款は、中国政府の対外資金協力である。これらの借款には財政補助的利率が導入されているが、海外に進出している中国企業に供与されている事実はない。これらの借款は後発途上国、多くの債務を抱えている国、貧しい国に供与されている。我々はこれらの借款あるいは無償資金協力を上述の国の政府に供与しており、各国の政府が最も緊急に必要だと考える民生事業に使っている。
(新華網日本語)