【新華社3月8日】中国の陳徳銘商務相は7日北京で「13億余りの人口を抱える中国の高級消費財に対する需要は日本より若干少なく、世界第2位にランクされている。2015年までに高級消費財需要は日本を追い抜き、世界一になる見込みだ」と語った。
第11期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)第4回会議が開いた記者会見の席で、陳商務相は記者の質問に答え次のように説明した。国内の高級消費財の売上は昨年、前年より23%増えた。海外で高級消費財を購入する人も30%増えた。
中国人が国外で中国製の商品を購入する傾向について陳商務相は次のように述べた。それは事実で、そうした傾向は拡大している。原因はいろいろある。中国の民族ブランド商品と高級消費財ブランドが不足しているために、供給が需要に追いつかないからだ。人々の生活水準の向上と所得の増加にともない、多くの人々、特に都市住民、80年、90年以降に生まれた若者のブランド志向が強くなっていることも、原因の一つあげることができる。
(新華網日本語)